用語集

国債

国債

国債とは、国が発行する債券のことです。国債の発行を通じて、国は借金をし、国内外から投資家から資金調達を行います。国債は、国が発行するため、信用リスクが低く、返済の確実性が高いとされています。そのため、比較的安全な運用先として、多くの投資家に選ばれています。

国債には、長期債と短期債があります。長期債は、10年以上の償還期間を持ち、比較的高い金利がつきます。一方、短期債は、1年未満の償還期間を持ち、低い金利がつきます。

国債の金利は、市場金利に連動しています。つまり、市場金利が上昇すれば、国債の金利も上昇し、市場金利が下落すれば、国債の金利も下落する傾向があります。そのため、国債の金利は、市場の経済情勢によって変動するため、金融市場の重要な指標となっています。

国債は、個人投資家や法人投資家、海外の中央銀行など、様々な投資家から購入されます。国債は、投資家にとっては、比較的安定した利回りをもたらす投資先となります。また、国債の発行は、国の財政状況を示す重要な指標となります。

ちなみに日本ではこの国債の利回り曲線(イールドカーブ)を日本銀行がコントロールするという金融緩和を行っています。国債金利を低下させることで市場金利低下を連動させて、たくさんお金が使われる様にしよう、景気を良くしようというたくらみです。効果はあったのでしょうかね。