年金について知ろう
みなさん今は日々忙しく働いてはいても、いつかは仕事をリタイアして年金で生活をする日が来ると思っていますよね。私も同じ考えです。
65才~70才くらいで仕事から完全に離れて生活をする際のメイン収入が年金です。
そんな年金についてふと知っておきたい。調べてみようと思った方に向けて説明していきたいと思っています。
ここでは年金について知ろうと思って頂けて、尚且つこの記事に出会って頂いた事に感謝しながら、丁寧に解説したいと思います。
自分自身もそうだったのですが、この手の知識は本当に単語がややこしいです。
本記事内で説明しきれないものはリンク先(用語集)を確認して頂ければそちらでも丁寧に解説していますので、後からでも時間を掛けてゆっくり理解してほしいと思っています。
そして、あなたの未来の年金状況になんとなく予想がついた時に「あれ、私の年金少なすぎ!どうしよう!」と思った場合、あなたがまだ40代であるならば大丈夫です。
十分対応可能です。一緒に準備して将来に備えられる大人を目指しましょう。
退職金について
老後のお金は「保有資産+退職金+年金」でやっていく事がメインです。
会社員、公務員を定年退職した際には退職金がある事が多いです。
退職金は自営業、フリーランス、専業主婦の様な方達にはありません。
また勤め先企業によっては退職金が無い企業もありますので、うちの会社どうなんだっけ?という人は勤め先に確認をしましょう。
聞きにくい、面倒くさいという場合でも、自分の人生に関わる事なので、きちんと確認をしてください。
退職金は会社員、公務員ともに一般的にはしっかり勤め上げて「1,000万円~2,000万円」という認識でよいのではないでしょうか。
もちろん勤続年数、役職、給与水準、会社の規定等々で違いはあるとは思いますが。退職のタイミングで退職一時金という名目で上記の大金が手に入ります。
老後生活スタート時は退職金による貯蓄アップというボーナスステージの後に、終身で入る年金で生活をしていくという事になります。
会社員、公務員の方達はこういった点にアドバンテージがあるのですね。
年金の分類
年金には大きく分けて3つの分類があります。
1 公的年金(国から給付される)
2 企業年金(企業により様々です)
3 個人年金(財形貯蓄、iDeCoなど上記の不足分を補う為のもの)
そして年金制度の全体像を表記しました。
他の記事でも良くこんな表記されていますが、ちょっと分かり辛いですよね。結局、年金は自分に関係のあるところだけを理解すればよいので、被保険者タイプ別にまとめてみました。
自営業・フリーランスの年金
自営業・フリーランスの方は第1号被保険者と分類されます。
年金月額 : 60,000円
基本的には国民年金分のみで終身で受け取れます。明らかに少ないですよね。中々安泰な老後とはいきそうにないです。元々、自営業・フリーランスは定年がない為、自分の好きでやりがいのある仕事であれば、仕事がこなせる限り働けますし、こういった事情は既に承知しており、貯蓄や資産運用等で対策されている方の方が多いと思います。
国民年金基金、個人型確定拠出年金(iDeCo)に関しては、任意での加入となります。不足分の上積みはここで行う事ができます。
会社員の年金
会社員の方は第2号被保険者と分類されます。ここが対象の方は多いです。
年金月額 : 150,000円(60,000円+90,000円)
国民年金と厚生年金合計を平均として上記金額で終身で受け取れます。厚生年金の受取額は個人差が比較的あるので、あくまで参考金額です。厚生年金額の概算計算方法はこちらから確認をしてみてください。
上積み分とし記載のある、確定給付企業年金(DB)、企業型確定拠出年金(DC)に関しては加入している人数としては会社員全体の25%程度となっています。個人型確定拠出年金(iDeCo)に関しては任意での加入となります。
会社員の方の多くは退職金があり、他被保険者よりは比較的多い終身年金があり、プラスアルファ大企業等では企業年金「確定給付企業年金(DB)や企業型確定拠出年金(DC)」が準備されていたりするので、何も考えなくても路頭に迷う事はなさそうですね。
会社員が安定している。(しかも大企業なら尚更)というのはこういった点からも見て取れますね。夫婦二人ともであれば、概算も倍額となる為、共働き会社員夫婦の老後は安泰といったところでしょうか。
公務員の年金
公務員の方は第2号被保険者と分類されます。会社員の方と同じですね。年金月額は以下の通りです。
年金月額 : 150,000円(60,000円+90,000円)
国民年金と厚生年金合計を平均として上記金額で終身で受け取れます。厚生年金の受取額は個人差が比較的あるので、あくまで参考金額です。厚生年金額の概算計算方法はこちらから確認をしてみてください。
公務員には年金払い退職給付というものがあります。これは企業年金みたいなもので公務員の退職金制度のプラスアルファの部分になります。加えてiDeCoも加入が任意ではありますが可能です。
専業主婦(主夫)の年金
専業主婦(主夫)の方は第3号被保険者と分類されます。
年金月額 : 60,000円
基本的には国民年金分を終身で受け取れます。但し、この場合は基本的に扶養者と生計を共にしている場合が多いので、扶養者の年金金額との合算で生活をしていく場合が多いと思われます。
扶養者が先に亡くなってしまうと、国民年金の受給分だけで生活していかないといけなくなる為、厚生年金には遺族年金があります。一例として、夫(厚生年金、国民年金)、妻(国民年金)の夫妻で夫が先に亡くなっても夫の厚生年金分の3/4は妻が遺族年金として受給できる。という事になります。
年金不足と感じているのであれば
自分の年金金額に対する不安がある場合は備えが必要ですよね。本ブログでは40代までであれば基本的に資産運用を行い、上記年金に加える資産を形成する事で老後に備える事が可能と考えています。その方法は基本的に2通りです。
・インデックス投資
・高配当株投資
iDeCoによる運用も勿論OKです。但し、個人的には資金拘束のある運用方法なのでどうしても現金が必要な時に対応できないというデメリットが個人的に受け入れられなかっただけで人によってはベストな資産運用となりうる可能性が十分にあります。