タイトルでほとんどの言いたい事は終わっているのですが、改めて説明をします。
資産運用という行為をどう捉えているかです。
資産運用という言葉で表現はしていますが、私は資産運用は投機的な行為であると常々思っています。
要は資産運用の根っこはギャンブルと考えているという訳です。
こう言うと投資と投機は違うよ。というご意見は必ずあると思います。
とりあえず言葉の意味を広辞苑無料検索で調べてみました。
【投資】(とうし)
1 利益を得る目的で、事業に資金を投下すること。出資。
2 比喩的に、将来を見込んで金銭を投入すること。
3 元本の保全とそれに対する一定の利回りとを目的として貨幣資本を証券(株券および債券)化すること。
4 経済学で、一定期間における実物資本の増加分。資本形成。
【投機】(とうき)
1 禅宗で、師家と弟子のはたらき(機)が一つになること。悟りを開くこと。
2 (speculation)損失の危険を冒しながら大きな利益をねらってする行為。やま。
3 市価の変動を予想して、その差益を得るために行う売買取引。
【ギャンブル】
賭けごと。ばくち。投機。
(参考:広辞苑無料検索)
投資も投機も「利益を期待して金融資産を購入するという行為」は含まれると思います。
何%以上の利回りを期待するのが投機でそれ以下が投資だ。との定義は無いと思います。
自分は投資だと思って運用している金融商品が他の誰かからみると投機、つまりギャンブルをしていると映ることもあるとは思いませんか。
あの人はあんなリスクの高い資産運用を投資なんていってるけどあれは投機的だよ、ギャンブルだよと他人を蔑んだ事はありませんか。
自分は資産運用として低リスクの投資をしているから大丈夫なんだ。ギャンブルじゃないんだ。というご意見はもちろんその通りです。
ただその低リスクの投資も「ある金融資産の価格変動が自分にとってプラスになると思って賭けている。」と表現はできないでしょうか。
投機、ギャンブル、投資をする。という言葉に惑わされずに資産運用を行うという行為はギャンブルをするという事と広い意味では同義で、その資産は何の保証もなく失われる可能性があります。
だから、余剰資金、失っても資産的には致命的にならないお金をつかいましょうねという事が言いたいワケです。
最悪の事態が発生して資産運用がうまくいかなくて大損をしたとしましょう。
安全だと思って購入していた国債がその国に隕石が落ちて、クーデターが起こって資産価値がゼロとなったとしましょう。
そんな時にも命は失わない。家族がばらばらにならない。基本的な生活は守られる。
そんなリスクマネジメントが40代の我々には求められるのです。
一番大切なものは自分と家族で、その家族の生活を豊かにする為の資産運用です。
資産運用の成果を求め過ぎて、逆に一番大切な家族との生活を失わないという優先順位をいつも心にもっておきたいですよね。