高配当ETF

高配当株のメリット・デメリット

米国高配当ETF

本ブログでは特に米国高配当ETFを定期的に購入するという方法での資産運用をご提案します。特に連続増配株を集めたETFになります。連続増配株ETFについての説明は別途しますが、ここでは高配当株投資のメリット・デメリットを説明したいと思います。

高配当株投資のメリット

高配当株投資のメリットをまとめていきます。

1 キャッシュフローが良くなる

高配当株投資を行う事の理由の一番は配当金による日々のキャッシュフローの改善という点にあると思います。資産運用をやっている実感を得られる。というのは継続のモチベーションにもなる為、とてもお勧めです。本ブログでは配当金再投資による最大化は考えておらず基本的には配当金は全て使う。という意見な点もご承知おきください。もちろん配当金再投資も選択肢となる方もいらっしゃるとは思いますが、それはまた別の視点という事で記事にしていきたいと思っています。

2 安定している企業が多い

配当金を出す企業というのはいうなれば成熟した企業が多い事でも知られています。つまり長期保有する事で安定的に配当金が得られる可能性が高いという事になります。また、こういった企業は不況時にもそれなりの配当がある事が多い為、安定した精神状態で市場にとどまっていられることになると思います。

3 将来の年金として使える

基本的にキャピタルゲインを狙う投資ではない為、受け取れる配当金を自身の年金として使っていけるという点です。また配当金は定年退職後から支給されるものではなく、現役時代からコツコツともらっているものなので使い易さもあると思います。インデックス投資の資産を取り崩す事の難しさを考えると出口戦略では高配当株投資の方が難易度が低いのではないかと思っています。

高配当株のデメリット

高配当株のデメリットをまとめます。

1 配当金に税金が掛かる

この点が「インデックス投資VS高配当株投資」で決定的にインデックス投資が有利となるという高配当株投資のウィークポイントであると思っています。日本では配当金には約20%の税金が源泉徴収で引かれてしまいます。将来の成長の可能性を捨てて現在を豊かにするという選択をしてしまった上に20%の税金を引かれるなんて、あんまりだ。というのが最大のデメリットとなってしまいます。

2 減配リスクがある

配当金をあてにしていると陥ってしまいそうなのが減配のリスクです。資産運用なのでリスクは当然あり、長期保有していれば減配のリスクはあるでしょう。基本的には増配企業を狙うべきではあるのですが、銘柄選びを間違うと問題として表面化してまいそうな点だと考えられます。

3 株価の成長は期待できない

キャピタルゲインを狙わないという基本戦略上しょうがないのですが、元本増加という点では期待ができません。しかも、トータルリターンを考えると配当金を出さずに株価が成長する銘柄に投資する方が良い結果になる事は多いと思います。

それでも高配当株投資をお勧めする理由

デメリットも多い高配当株投資ですが、それを回避する、減らす事は可能であると思っています。それをまとめていこうと思います。

配当金への課税についてはNISAを使っていきましょう。朗報なのですが新NISAの概要が2022年12月現在お知らせされて、これまでの積立NISA、一般NISAの枠が撤廃され併用が可能という事と、加えて非課税期間が無期限となっています。詳細は新NISAについてでお知らせしますが、これを活用しない手はないですね。

減配リスクやキャピタルゲインが期待できない点についてはまとめて米国高配当ETFに投資する事によってデメリットを減らしていきたいと思っています。そもそも米国高配当ETFは普通に株価が右肩上がりなので積極的に選択していきたいのと、減配に関しては連続増配株を選んでいきたいです。これは長期保有すると増配が複利で効いてくるのでシミュレーション計算をお待ちください。米国税10%が取られる事を差し引いてもこれらは価値が非常にあると思っています。細かい点については都度記事にまとめていきます。