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試されるS&P500種の8兆ドルラリー、企業決算発表が今週本格化へ

2024年10月7日 1:21 JST

米株式相場が年初から急上昇しているため、景気への不安や金利の不透明感、選挙を巡る懸念など一連のリスクをトレーダーは意識している。ただ今週は、株価が好調を維持できるかどうかを左右する最も重要な要因として、企業利益が再び脚光を浴びそうだ。

S&P500種株価指数は年初から約20%上昇。時価総額は8兆ドル(約1180兆円)余り拡大した。主に金融緩和への期待と堅調な利益見通しに支えられてきた。

しかし、アナリストの7-9月(第3四半期)業績見通しは下方修正されており、潮目が変わりつつある可能性がある。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)がまとめたデータによると、S&P500種構成企業の四半期利益は前年同期比4.7%増加の予想。7月12日時点の予測7.9%増から下がっており、BIのデータでは4四半期ぶりの低い伸びとなる。

トライバリエート・リサーチ創業者のアダム・パーカー氏は「今回は決算シーズンが通常よりも重要になる」と指摘。「企業からの具体的なデータが必要だ」と述べた。

グラフのタイトル

英語: Lower Bar
日本語訳: 低下する基準

サブタイトル

英語: Earnings estimates for 3Q are declining
日本語訳: 第3四半期の収益予想が低下

グラフの内容

このグラフは、2024年第3四半期(Q3)の収益予想の推移を示しています。グラフの縦軸は予想収益の増加率をパーセンテージで示し、横軸は2024年7月12日から9月27日までの期間を示しています。

  • 7月中旬から9月末にかけて、収益予想が8%から4%まで減少していることが分かります。この間、企業の収益見通しが全体的に引き下げられ、予想の低下傾向が続いていることが明確です。
解説

このグラフは、2024年第3四半期における企業の収益見通しが、時が進むにつれて下方修正されている状況を示しています。これは、いくつかの要因が考えられます。

  1. 経済の不確実性: インフレ、金利上昇、地政学的リスクなどが企業の収益に圧力をかけている可能性があります。これらの要因により、企業の利益が予想よりも少なくなることが懸念されています。
  2. 消費者支出の鈍化: 消費者が支出を抑制している場合、特に消費財やサービスを提供する企業に対する収益期待が下がる可能性があります。
  3. コストの増加: 労働力の不足や原材料コストの上昇が企業のコスト構造に影響を与え、利益率を押し下げている可能性もあります。

このように、投資家やアナリストは、今後の企業の収益について慎重な姿勢を取りつつあり、経済や市場の変動に敏感になっていることを反映しています。

データの出典はBloomberg Intelligenceです。

ここから解説(個人的感想)

米国株を持っている方、S&P500、オルカンの投資信託を持っている方は今年は20%上がってるんですって。凄いですね。金融引き締めされて結構長いですがそれでもぐいぐい上がっている株価っていうのは何ていうか、米国の強さなのかはたまた。みたいな感じがしています。

「景気は雰囲気だ」なんてよく言われます。なんとなくみんながいいんじゃない。って感じると上がるし、悪いなー。って感じると下がる。実体の数字とはかけ離れた所で株価などが上下する事も多いみたいですよね。今日言及したS%P500の年初来20%の上昇っていうのがなんとなーくで上がったものなのかどうなのかが試される時期なんじゃないかという記事ですね。

米国企業の第3四半期も終わり色んな所で決算が出てくるよー。というタイミングです。なんやかんやで伸びてはいるけど、実際はどうなの!?っていう数字の点をここではグラフで表してくれている。っていう訳です。

そしてBloomberg調べでは企業業績少し下がってナイ?っていう記事ですね。今後どうなっていくのかは注視したいところですね。というお話。

今日も経済状況を俯瞰して知識を貯めていければきっと豊かになれると信じて勉強していきまーす。

(出典:Bloomberg

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-06/SKXT8CDWRGG000?srnd=cojp-v2