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米雇用者数の伸び、市場予想に届かず-利下げ幅巡る議論活発化へ

ニュース更新日時 2024年9月7日 0:07 JST

8月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回り、6、7月分も下方修正された。予想される米金融当局の利下げがどの程度の幅になるかを巡って、議論が活発になりそうだ。

非農業部門雇用者数は3カ月平均では、2020年半ば以来の低い伸びとなった。失業率は5カ月ぶりに低下した。一時的なレイオフ増加の流れが反転したことを映している。

雇用の弱さが続いていることが示され、金利スワップ市場では今月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で0.5ポイントの利下げが実施されるとの見方が強まった。

ここから解説(個人的感想)

(本文)8月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回り、6、7月分も下方修正された。予想される米金融当局の利下げがどの程度の幅になるかを巡って、議論が活発になりそうだ。

(解説)8月、アメリカの労働者の雇用に関する数字をまとめた資料(これを米国労働省労働統計局BLSって所が毎月発表しています。)によると市場にいる専門家達の予想より下回った。市場にいる専門家ってやつは労働者の雇用に関する数字っていうのが景気情報を測る重要な数字である事を知っているので、それらを事前に予想してあーでもない、こーでもない。って言っている訳。簡単にいうと競馬開催の前に予想しているおじさん達と一緒ね。(ホントに!?)そして、その数字が実際の発表では予想より低い。ってなったのさ。この労働者雇用に関する情報っていうのはこの先メインである米金融当局(FRB)(アメリカのとても金融に関するとてもエライ人達)が決める政策金利を上げる、下げるの情報の一部。ってワケです。競馬でいうとメインのレースが政策金利の決定で、雇用統計の数字は天気とか馬場状態とかの情報。って感じかな。(競馬での例えは正解なのか?)まぁとにかくこれからまた市場にいる専門家達はどのくらい政策金利を下げるかっていう予想を続けていくでしょう。というお話。

(グラフ解説:ChatGPTによる)

グラフのタイトル

英語: US Job Growth Is Downshifting
日本語訳: 米国の雇用成長が減速している

サブタイトル

英語: August payrolls rise 142,000 after steep downward revisions in prior months
日本語訳: 8月の雇用者数は14万2000人増加、前月までの大幅な下方修正の後

軸のラベルとグラフの内容

このグラフは非農業部門の雇用者数(上段、ピンクの線)と失業率(下段、黒の棒グラフ)を示しています。

  1. 上段のグラフ(雇用者数の変化):
    • 英語: Change in payrolls (MoM)
      日本語訳: 月次雇用者数の変化
    • 英語: SMAVG (3)
      日本語訳: 3カ月移動平均(雇用者数)
    このピンクのラインは、2022年12月から2024年8月までの米国の非農業部門の雇用者数の増加または減少を示しています。2024年8月には14万2000人(142,000人)増加しましたが、これは3カ月移動平均(116,000人)と比較しても、2020年半ば以降で最も弱い数値となっています。グラフ上の注釈に「Three-month average weakest since mid-2020」(3カ月平均が2020年中頃以来最も弱い)という記載も見られます。
  2. 下段のグラフ(失業率):
    • 英語: Unemployment rate
      日本語訳: 失業率
      範囲: 0% – 4.2%
    この黒の棒グラフは、同期間中の失業率の変動を表しています。2024年8月時点では4.2%に達しており、失業率がやや高くなっていることを示しています。

グラフの概要解説

このグラフは、2022年12月から2024年8月までの米国の雇用市場の動向を視覚化したものです。

  • 雇用者数の増加: 2024年8月には14万2000人の雇用増加が見られましたが、前月までの急激な下方修正の影響で、3カ月移動平均が2020年以来の最低水準となっています。
  • 失業率の上昇: 失業率は4.2%に上昇しており、雇用の減速が一部の失業増加に影響を与えていることが示唆されています。

このデータは、米国の雇用市場が減速しつつあり、特に2020年のパンデミック時と比較しても、労働市場が厳しくなっている兆候を示しています。データの出典は**米国労働統計局(Bureau of Labor Statistics)**で、Bloombergが作成したグラフです。

(本文)非農業部門雇用者数は3カ月平均では、2020年半ば以来の低い伸びとなった。失業率は5カ月ぶりに低下した。一時的なレイオフ増加の流れが反転したことを映している。

(解説)雇用者数は2020年のコロナの頃くらいの感じで、やばさを感じるね。でも失業率は久しぶりに低下。これってこれまでレイオフしすぎた反動だよね。あんまり良い状態じゃないよね。っていう事ですね。(レイオフに関しては昨日の解説を参照)

(本文)雇用の弱さが続いていることが示され、金利スワップ市場では今月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で0.5ポイントの利下げが実施されるとの見方が強まった。

(解説)雇用者数の情報が悪いので不景気っぽいですね。なので政策金利って下がりそうですよね。ってことで金利スワップ市場の人達(昨日の解説を参考に)は0.5ポイント(0.5%)利下げが実施されるんじゃない。って感じにみんな予想している。ってこと。でも昨日の記事ではみんな0.25%って言ってたよね。一日でコロッと予想を変えちゃう。朝令暮改。こいつらのいう事をあまり真に受けるのは良くない。ってことが分かる感じです。

まとめとして

最近はずっとこの政策金利を下げるニュースを追っかけて毎日ちょっとずつ解説していますが、専門家達の予想の当たらなさや態度の急変が極まっていますね。この人達(市場の専門家)は昨日は0.25%だー。って言ってて、今日は0.5%だー。って言ってる。まずは昨日は0.25%って言ってましたすみません。予想外れました。こういう情報出たからやっぱり0.5%って予想します。って言わんかい。って思うの。それは私がメディアに誠実さを求め過ぎているのが原因だとは思うのだけれども。なので、Bloombergとは言っても、報じている事はスポニチの競馬記事と大差ないってこと。言ってる内容が違うだけで。(暴論)

(出典:Bloomberg

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-06/SJE5JQT1UM0W00?srnd=cojp-v2