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2024年8月21日(水)

ジャクソンホール講演に影響か-米雇用者数、基準改定で100万人減も 2024年8月20日 19:00 JST

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は米東部時間23日午前10時(日本時間同午後11時)から、ジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)で基調講演を行う。米雇用者数の基準改定値が、パウエル氏の講演のトーンを方向付ける可能性もある。インフレが落ち着き、労働市場の勢いが鈍る中で、連邦準備制度がいつ、どの程度の幅で利下げを開始するのか、投資家らは知見を得ようとしている。

グラフの日本語訳
A Look at Preliminary Estimates in Recent Years
「近年の速報値を見てみよう!」
Goldman Sachs sees 600,000 to 1 million decline in upcoming count
「ゴールドマンサックスは今後60万人から100万人の減少を見込む」
Preliminary benchmark payrolls revision for March of that year
「同年3月の基準雇用者数改定(速報値)」
Source Bureau of Labor Statistics data compiled by Bloomberg
「出典:ブルームバーグがまとめた労働統計局のデータ」

ここから解説

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は

パウエルさん。ご存じですか?FRBは用語集で詳細確認して欲しいですが、要はアメリカの金融情勢、ひいては世界の金融情勢の安定化を図ろうとしている機関の一番偉い人です。任期は4年です。パウエルさんは2期目になるのかな。

米東部時間23日午前10時(日本時間同午後11時)から、ジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)で基調講演を行う。

ジャクソンホール会合とは毎年8月に開催される経済政策シンポジウムで年一の会議があってそこでパウエルさん(偉い人)が講演するよ。っていうお話。ここで基調講演と言われるのはこのシンポジウム自体の基本的な方針を話す。という事でめっちゃ大事な話。という認識でOKです。英語では「keynote speech」って言います。覚えとくとちょっとカッコイイ。

米雇用者数の基準改定値が、パウエル氏の講演のトーンを方向付ける可能性もある。インフレが落ち着き、労働市場の勢いが鈍る中で、連邦準備制度がいつ、どの程度の幅で利下げを開始するのか、投資家らは知見を得ようとしている。

アメリカの雇用者数のデータが思ったより少なかった。つまり景気悪いかも。みたいな雰囲気あります。という状態が今回のパウエルさんの大事なお話の方向性を決めちゃうかもという事前の推測をしている記事。多分景気悪くなりそうだから金利を下げるよね。とは思っているけど、どうかな。と周りの投資家達がとても注目している。という記事です。

まとめとして

いつも思いますが、投資家界隈の世界ってホントに一つのデータ、ニュース、発言なんかで大きく利益を得たり、損したりするんでしょうね。だからこそパウエルさんの発言、講演に注目が集まる。そんな修羅の世界で生きている人達はパウエルさんの言葉の温度感で即どうトレードするかみたいな事をしてるんですよね。私だったらハゲてしまいそうだなぁ。と思いました。