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2024年8月20日(火)

米労働者の失業予想が記録更新、転職への期待も上昇-NY連銀調査 2024年8月20日 2:19 JST

米国で4カ月以内に失業する可能性が高いと考える労働者の比率が上昇。ニューヨーク連銀が2014年に消費者意識調査を始めて以来の高水準を記録した。

一方で向こう数カ月に雇用のオファーを受けると期待する消費者の数は、1年前から増加した。調査からは労働市場での人材入れ替わりが活発になっていることと、賃金・待遇を不満に思う労働者の増加、高額報酬への期待が維持されていることがうかがわれる。

ここから私の見解

米国で4カ月以内に失業する可能性が高いと考える労働者の比率が上昇。ニューヨーク連銀が2014年に消費者意識調査を始めて以来の高水準を記録した。

まずニューヨーク連銀については用語集でも解説しますがここでも簡単に説明します。「ニューヨーク連邦準備銀行」はアメリカの金融政策を実行するにあたって特に大きな影響力をもっている連銀です。ちなみに連銀とは普通の銀行じゃなく、日本で言う日銀みたいな機関なります。我々が口座を持つような銀行でなないですね。アメリカには日銀みたいな連邦準備銀行と言われるものが12個あり、それらをまとめているのがFRBという訳です。金融先進国は違いますね。アメリカの強さというのがこういった所に表れていると感じます。

で、そのニューヨーク連銀が行う消費者意識調査結果のお話。という訳です。とても信頼性の高い調査結果である事が伝わればイイなと思います。

で、「失業する可能性が高いと考える労働者」というのがここではFIREされるというよりはより高いお給料を目指してキャリアアップするぞという労働者であるというポジティブな人も含むという点がポイントだと思います。日本語だとクビになる可能性が高い労働者と理解されそうなので。

一方で向こう数カ月に雇用のオファーを受けると期待する消費者の数は、1年前から増加した。調査からは労働市場での人材入れ替わりが活発になっていることと、賃金・待遇を不満に思う労働者の増加、高額報酬への期待が維持されていることがうかがわれる。

要は文章にもある通り、転職市場が活発ですよ。その背景にはインフレがあり、労働者がもっと稼がなきゃヤバイ。みたいな心理もあるんじゃないのか。みたいなことを説明している記事になります。

グラフについて

よく使われるBloomberg記事のグラフですが、とことん英語なのですよね。タイトル等をそれぞれ日本語訳したものを記載しますね。
Expected Job Transition Into Unemployment
A record share of US workers expect to become unemployment in next 4 months
「失業が予想される労働者:今後4ヶ月で失業すると予想される労働者の割合が過去最高を記録」
Source : Federal Reserve Bank of NewYork
「出典:ニューヨーク連銀」

まとめとして

ニューヨーク連銀という日銀的な機関がアメリカの人達にアンケートしたら、もっとお金欲しく転職欲が高い状態になっているね。インフレ凄いからみんな高い報酬求めて頑張ってるのかなー。と言った。とさせて頂きます。

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