2024年10月1日 21:07 JST
米資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は、米経済が成長を続ける中で市場は米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げを織り込み過ぎているとの見方を示した。
フィンク氏は1日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで米経済について、「着陸するとは思われない」と発言。「フォワードカーブに示されている緩和の幅は異常だ。さらに緩和の余地があるとは思うが、フォワードカーブが示すほどではないと思う」と語った。
短期金融市場はFRBが11月にさらに0.5ポイントの利下げを実施する可能性が3分の1あるとの見方を反映しており、来年末までに合計で約190ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の緩和を織り込んでいる。しかしフィンク氏は、それが実現するとは考えにくいと述べた。
ここから解説(個人的感想)
ブラックロックについては説明不要ですよね。とてもアメリカのとても大きな投資運用会社です。バンガードやステートストリートなんかが同業では有名ですよね。知らなかったら要チェックです。
そこのエライ人が言っています。FRBによる利下げを織り込みすぎだよ。って。
フィンクさんの言っている「フォワードカーブ」っていうのは市場が今後の金利変動を予測するために使う曲線のことで、特に金利先物市場を指しています。これを見ると市場の期待が過剰であり、そんなり利下げは無いんじゃない?というのがフィンクさんの意見。って言う事ですね。
先物やっている人達が結構この先の利下げを織り込んでお金ツッコんでいるけど、大丈夫?そんなに利下げないかもよ。っていうお話です。要はギャンブラーへの警告、警鐘といった所でしょうか。
積立やってる私なんかはコツコツと積み上げていくだけです。ただこういった市場の動きを観測する事で、価格の動きを俯瞰できるようになるので毎日ニュースを読み解いていきたいと思っています。(真面目)
(出典:Bloomberg)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-01/SKO4SNT0AFB400?srnd=cojp-v2