2024年9月17日 23:17 JST
8月の米小売売上高が発表されたが、債券トレーダーらは米連邦公開市場委員会(FOMC)が今週、50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げで金利引き下げサイクルを開始するとの見方に傾いている。
FOMCが18日に50bpの利下げを発表することについて、市場が織り込む確率は約55%だった。小売売上高では、米国の消費者が持ちこたえていることが示唆された。25bpの利下げについては完全に織り込まれている。
Tロウ・プライスの米国担当チーフエコノミスト、ブレリナ・ウルチ氏は、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「事実上、確率は五分五分だ」と指摘。「あす50bpの利下げが決定される可能性はある」としたほか、FOMC参加者の経済予測については「金利予測分布図(ドットプロット)では今年全体で100bpの利下げが恐らく示されるだろう」と述べた。
ここから解説(個人的感想)
FOMC(アメリカの金融の偉い人達の会議)でアメリカの政策金利が現在の「5.25%~5.5%」から0.5%の引き下げが決定されるだろう。とみんなでガヤガヤ言っているというニュースです。
かなり慎重に冷静に動くはずのFOMCなので通常0.25%ずつくらいしか動かしません。ただリセッション(景気後退)な情報が多くなってきているので、周りの人達がもっと利下げした方がいいよー。0.5%がいいよー。って声が大きくなってきている。っていう状況。
この0.5%がいいよー。って言っている人達がもし0.25%の利下げだった場合に「もうアカン、アメリカ終わりや。。」なんて言って市場の下げを加速したりするんだろうなぁ。とおぼろげながら思っている今日この頃です。
この市場のうねりと呼ばれる日々の上下でゼロサムゲームをやっている人達の博打には付き合わずに淡々と情報を受け止めて、こういった際はこういう値動きをするとか、こういう情報でみんな一喜一憂してるとかを学んでいきましょう。
(出典:Bloomberg)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-17/SJYKXVT1UM0W00?srnd=cojp-v2