用語集

耐久財

耐久財は、長期間にわたって使用できる製品や物品を指す経済学・財政学の概念です。一般的には、数年以上使用されることを前提とした商品が耐久財に該当します。これに対して、すぐに消費されるものは非耐久財(消耗品)と呼ばれます。資産運用をする上ではアセットの種類としてざっくりとした知識があると良いとここでは考えます。

耐久財の特徴:

  1. 長寿命:耐久財は、購入後に何度も使用することができ、長期間使用可能です。例えば、家電製品や自動車、家具などは、数年から十数年使用されることが期待されます。
  2. 高価格:一般に、耐久財は高価です。購入する際には一度に大きな費用がかかることが多く、消費者は長期的な利用を前提として考える傾向があります。
  3. メンテナンス:耐久財は長期間使用するため、修理やメンテナンスが必要になることがあります。たとえば、自動車は定期的な点検や修理が必要です。

耐久財の例:

  • 自動車:典型的な耐久財で、購入後10年やそれ以上にわたって使用されることが多いです。
  • 家電製品:冷蔵庫、洗濯機、テレビなど、長期間使用することが期待される製品。
  • 家具:テーブル、椅子、ソファなどは、数年から十数年使用可能です。
  • 住宅設備:エアコン、ボイラーなど、家の中で長期間使用する設備も耐久財に分類されます。

耐久財と経済:

耐久財の購入は経済活動に大きな影響を与えます。耐久財の購入は大きな支出となるため、経済全体の景気が良いときに多く購入され、不況時には購入が控えられる傾向があります。また、耐久財市場の動向は、消費者信頼感や景気の先行指標として使われることもあります。

非耐久財との違い:

非耐久財は、耐久財と対照的にすぐに消費される商品です。食品、飲料、化粧品、ガソリンなどがこれに該当します。非耐久財は使用や消費後、すぐに再び購入が必要となるため、耐久財と比べて購入頻度が高くなります。

耐久財の購入は、家庭の大きな出費となることが多いため、経済活動や家計の管理において重要な要素となります。