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米CPI、コア指数が予想外に伸び加速-大幅利下げの可能性低下

更新日時 2024年9月11日 23:51 JST

8月の米消費者物価指数(CPI)統計では、食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びが市場予想に反して加速。住居費の伸び率が高まったことなどが響いた。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利下げが実施される可能性が低下した。

ブルームバーグの算出によると、コア指数は過去3カ月の年率では2.1%上昇。7月の1.6%上昇から伸びが加速した。

コアCPIの前月比の伸びは4カ月ぶりの大きさ。総合CPIの前年同月比は5カ月連続で鈍化した。ガソリン価格低下が影響した。

発表元の労働統計局は、住居費が指数全般の上昇の「主因」だったと説明した。

グラフのタイトル

英語: Underlying US Inflation Accelerated in August
日本語訳: 米国の基礎的なインフレが8月に加速

サブタイトル

英語: Shelter costs rose most since start of year even as goods prices declined
日本語訳: 商品価格が下落する中、住宅費用は年初以来最大の上昇

グラフの内容と解説

このグラフは、2021年12月から2024年8月までの期間における、米国のコア消費者物価指数(CPI)および住宅費用の変動を示しています。

  • 黒い棒グラフ: 月次のコアCPI(モノやサービスの価格変動を測る指数で、食料品やエネルギーを除いたもの)の前月比の変動率を示しています。コアCPIは、全体的なインフレ率に影響を与える重要な指標です。
  • 黄色の折れ線グラフ: 住宅費用の前月比の変動率を示しています。2024年8月には、住宅費用が年初以来最大の上昇率となっていることが示されています。
解説ポイント:
  1. 住宅費用の影響: 2024年8月にかけて、住宅費用が上昇を続けており、特にこの月は年初以降で最大の上昇を記録しています。この上昇は、物価上昇の主な要因となっています。
  2. 商品価格の低下: 住宅費用の上昇とは対照的に、商品価格は低下しているため、全体的なインフレの影響が住宅費用によって押し上げられています。

このデータは、米国労働統計局(Bureau of Labor Statistics)からのもので、コアCPIや住宅費用の変動は、政策決定や経済見通しに大きな影響を与えるため、重要な指標となっています。

ここから解説(個人的感想)

今日も市場のみんな(投資家さん達)はFRB(米国の銀行のエライ人達)が9/17~18に開催される予定の会議(FOMC)で金利がいくら下がるのかどうかを議論しています。

今日の議論のポイントは米消費者物価指数(CPI)統計です。簡単に説明すると米国労働統計局が月に1回発表する経済全体の健康状態や物価の変動を示す重要な指標です。今アメリカのみなさんが購入しているモノと価格変動を測定しています。インフレ具合をみる数値っていう訳です。

それが今月は予想に反して上がっている。(インフレが加速している)という事ですね。これは先日の労働統計でめっちゃ雇用が下がっていてリセッション(景気後退)っぽくなるから利下げ幅は0.5%で決定でしょー。って言っていた意見とは反対の方向のデータが出てきて、また利下げ幅は0.25%じゃないのー。って意見が変わっている。ってことですね。

こうやって市場のみなさん(投資家達)はあーでもない、こーでもないと言いながら毎日を楽しく暮らしているというお話ですね。私の投資ポジションはほぼ長期投資で、目的は経済動向の把握なので市場のみなさんほど気持ちは動きませんが、俯瞰して見れているこの状況がとても勉強になるなと思っています。

追記ですが、このChatGPTによるグラフの解説ってとても便利でWindowsの方は(Shift+windowsボタン+S)でスクショして貼り付けて解説してー。って聞いてみてください。上記の様な解説がすぐにでるので、分かりにくいとか英語でグラフ出すんじゃねぇ。って思ったら実践してみて欲しいです。