2024年10月20日 14:14 JST
主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席するためここ数日中にワシントンに向かう当局者は、既に国際通貨基金(IMF)から緊縮財政を求められている。
今後の時代を左右する米大統領選を2週間後に控え、世界がインフレ危機からようやく立ち直りつつある中で、財務相・中央銀行総裁はできる間に財政を立て直すことを強く要請されている。
このグラフは、世界各国および主要経済地域の政府債務の対GDP比率が今後どのように増加するかを予測したものです。グラフは6つの異なる地域や国(世界全体、G7、米国、中国、ドイツ、日本)の債務比率の推移と予測を示しています。
日本語訳:
- タイトル:「世界的に債務負担が拡大する見込み」
- 各グラフのラベル:
- World(世界)
- G-7
- US(アメリカ)
- China(中国)
- Germany(ドイツ)
- Japan(日本)
- 各グラフの縦軸はGDPに対する政府債務の割合(%)を示しています。横軸は2000年から2050年までの年を表しており、今後の予測が描かれています。
解説:
- 世界全体の債務比率は2020年以降、徐々に増加していくと予測されています。2050年にはGDPの約120%に達する見込みです。
- G7諸国では、2013年の118.5%から少し低下したものの、2050年に向けて再び増加し、140%近くに達すると予測されています。
- 米国の債務比率は、特に2020年から急激に上昇し、2050年には200%に達する見込みです。
- 中国は他の国々と比べて緩やかな上昇を見せ、2050年には約100%に達するとされています。
- ドイツの債務比率は比較的安定しており、2020年以降も約60%から100%の範囲に留まる見込みです。
- 日本の債務比率は、他の国と比べても際立って高く、2050年には300%を超えると予測されています。
このグラフは、特に先進国や主要経済国において、政府債務が今後数十年でますます増加し、各国の財政状況が大きな課題となることを示しています。日本やアメリカのような国々では、経済成長と人口動態の問題が絡み合い、債務の持続可能性が重要な論点となるでしょう。
ここから解説(個人的感想)
GDPに対して政府債務が大きくなるんじゃない?ってIMFが言っている。というお話ですね。
国と言ってもあまりにも債務が大きいと結局信用を失うんじゃない。っていう事です。資本からの資金調達(国債購入)だったりもやりにくくなるだろうし、IMFという国際機関からみると世界経済の不安定さを早めに是正したいという所ですかね。
あとは世界全体でこういった状況を確認してお互いに協力しようねー。というメッセージでもあるみたいですね。
こんな中、ドイツのグラフは特徴がありますよね。「黒字均衡主義」と呼ばれる財政規律を堅持してきた結果であるみたいです。ドイツ政府は、基本的に歳出と歳入をバランスさせる姿勢をとっており、必要に応じた財政赤字は可能な限り抑える方針なのが顕著にこのグラフに出ている感じですね。
ただ、経済成長を伴う。という大前提を守っているのもドイツの凄いところでしょうか。
(出典:Bloomberg)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-20/SLMINDT0AFB400?srnd=cojp-v2