2024年10月13日 11:59 JST
中国の消費者物価は先月、予想を下回る上昇にとどまった。生産者物価は24カ月連続で下落した。中国経済のデフレ脱却に向け、さらなる政策支援の必要性を裏付けている。
国家統計局が13日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.4%上昇。ブルームバーグがエコノミストを対象にまとめた予想中央値(0.6%上昇)に届かなかった。
変動の激しい食品・燃料価格を除いたコアCPIは0.1%上昇した。
9月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比2.8%低下。これで2年連続の前年割れとなった。エコノミストらは2.6%低下と予想していた。
こうした数値は、政策当局が経済を回復させるため9月下旬に一連の景気刺激策を打ち出す前の国内需要の低迷を浮き彫りにしている。
中国は1990年代以降で最長となるデフレ期に直面。当局は先月下旬以降、政策金利を引き下げ、不動産・株式市場への支援を強化し、今月12日には財政省が低迷する不動産部門と負債を抱える地方政府へのさらなる支援を表明した。
ここから解説(個人的感想)
さて、みなさんは中国経済ってどう捉えているでしょうか?
ざっくり過ぎて分かんないかもしれないですね。記事にある様に中国は今デフレになっているという事です。中国って、日本と違って経済政策なんてのは結構派手に行えるし、スピード感があるし、GDPも成長し続けているし、なんかデフレとは程遠い様な気がしていたなー。というのが私の感想です。
確かに中国はGDPが毎年5%とか伸びるようなとんでもないイケイケの国ですよね。ただし、それって個人消費や国内需要とは別物っていう事なんでしょうね。特にデフレっていうのは国内の経済活動の弱さに起因する事みたいなので。
つまりGDPの成長とは裏腹に国内需要の低さからデフレになるっていう「不均衡な成長」っていうのが中国の現状を俯瞰すると見えてきますね。
結論何が言いたいかというと、中国に関連する投資はあまり手を出さない方がイイ。っていう事でしょうか。上下幅は大きくてうま味を得る事が多い中、その反動も大きそうなので個人的には控えておいて、許容できる範囲ないであれば少しずつ手をだすかなー。位の温度感で付き合っていけたらいいのかな。と思っています。
(出典:Bloomberg)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-13/SL9UILT0AFB400?srnd=cojp-v2