2024年9月26日 19:03 JST
中国は今年、2兆元(約41兆3000億円)相当の特別国債を発行する計画だと、ロイター通信が報じた。経済を復活させるため、政府は緊急の景気刺激パッケージを打ち出している。
ロイターが事情に詳しい関係者2人の話として報じたところによると、財政省は特別債を主に消費刺激を目的とした債券と、地方政府の債務問題対策を目的とした債券に均等に分割する予定だという。
ここから解説(個人的感想)
まず2兆元(41兆円)っていう数字ですけど、日本人からすると大きいなぁ。という感覚ですよね。過去2008年のリーマンショック時には4兆元、2020年のコロナの時には3.75兆元という事で中国政府的な景気刺激策の規模的には特別。ってワケでもなさそうです。(それにしても大きいですけどね)
さて特別国債を発行するとどうなる!?という話ですがまず内需が拡大します。お金使えよー。という事でばらまかれる。どんな形になるのかというと簡単に以下。
1 公共投資
2 消費刺激策
3 地方政府の債務削減
4 金利低下
5 信頼度向上
記事では景気刺激の為のお金のばらまきと地方政府の債務解消が目的になるっぽいですね。金利も下がるのでお金を借りやすくなってみんな使う。今のFRBと同じ感じですね。FRBは金利そのものを下げる事で景気刺激をする。っていう手法ですよね。中国はすんごいお金を投入して景気を刺激するんですね。
こうやってみると、社会主義っていうのはトップダウンで即、手が打てるので舵取りをうまくやる事で市場への影響をコントロールできるのが利点なんだと思います。良いか悪いかは別の議論として。
こういうお金の動きがでるとインデックス株主としてはどうなるか。円高、ドル高に振れるとか輸出関連セクターの動きを注視するだとか、いろいろと視点は増えるし楽しいですよねー。みなさんも楽しくあって欲しい。と最近は思っています。
(出典:Bloomberg)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-26/SKEZA6T0G1KW00?srnd=cojp-v2