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エヌビディア、インサイダーの株売り18億ドル突破-さらに増加の見込み

2024年10月3日 21:42 JST

人工知能(AI)向け半導体大手のエヌビディアの内部関係者は今年これまでに、18億ドル(約2600億円)超の株式を売却している。さらなる売却も予定されている。

同社の発行済み株式245億株のほんのわずかな割合に過ぎないが、投資家がエヌビディアの次世代AI半導体「ブラックウェル」の遅延や企業のAI関連支出の長期的な持続可能性について懸念を抱いている中での売却だ。

今後も売却が計画されている。ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は既存の計画に従って600万株の売却を完了したばかりだが、取締役のマーク・スティーブンス氏が管理する信託は、300万株の売却を申請している。その申請より前に今年すでに160万株を売却している。

ここから解説(個人的感想)

感想としては、まずは表題のインサイダーという表記がすこしネガティブな印象を与えるという所でしょうか。日本で記事にインサイダーという表記をすると「インサイダー取引」を連想してしまいます。ここでは内部関係者という意味合いですね。

記事内にはありませんが、おそらく10b5-1プランと呼ばれる計画に基づいて株式を売却しています。これは経営陣が事前に売却計画を立てることでインサイダー取引の疑惑を避けるものとして行われるものです。

ただ、市場の気持ちとしては取締役が株を売ったよーというニュースがどう働くか。そういったニュースによって株価の上下を予想しての売りや、買いといった所が注目すべき点で、エヌビディア株を保有している人達の知識として必要な所ではないでしょうか。含み益がヤバくていつ手放そうかとそわそわしているそこの貴方に言っています。

(出典:Bloomberg

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-03/SKS30LT1UM0W00?srnd=cojp-v2